俺の好きな人。
エモノ発見、前方5メートル。
標的・位置確認・・・・・完了。
狙いを定めて・・・・
突撃!!
オレの好きな人。
「センパーイッ!!」
「・・・・ッぅお!?」
「おはよーッスv」
「・・・御柳・・・・・」
こうやって朝挨拶代わりにセンパイに抱きつくのは、
もう俺の日課になっている。
センパイは抱き心地が良いんだよな。
体やわらけぇーし。小さいから腕の中にすっぽり納まっちまう。
「今日も可愛いッスねーセンパイv」
「その言葉は聞き飽きましたー」
「飽きちゃダメっすよー」
「・・・何時も何時も抱きついて来るのは止めろっつってんだろ?」
「やだなー恋人同士の軽いスキンシップじゃないスか!」
「誰が恋人だって?」
そう云って、センパイはオレを必死で退け様とする。
でもその度に俺が腕の中に収めていくからほぼ無意味に等しい行為だ。
それでも諦めずに頑張ってるセンパイ。
こんなやり取りも、何時もの事。そして、思うんだ。
――ホント、可愛いよなって。
「そーんな恥ずかしがらなくても良いッスよセンパイ☆」
「ふざけんなぁ!」
「取り合えず移動しません?此処じゃ人目に付きますよ」
「お前が抱き付いてくるのが悪ィんだろが!!」
「まー気にしないで下さいよ・・・それに、今日はオレセンパイに用事があって来たんです」
「・・・その理論からいくと何時もは用事は無いって事だな?
つまり僕に抱きつく必要は無い。挨拶と会話の必要性もナシ。
だったら用事がある時だけ来て内容だけさっさと話してくれれば良いだろーが。
そもそも常時御柳のとってる行動は・・・・」
・・・あーまたなんかイロイロと分析し始めちまった。
ずっと聞いてるとマジ長ェんだよな・・・・・・・
メンドクセェ。
「はいはい判りましたから行きまっしょーい」
「な・・・・」
オレはひょいっと先輩の体を肩に担いだ。
・・・・・ホントの事云うとお姫様抱っこが一番良いんだけど。
それじゃあ身軽なセンパイは直に飛び降りて逃げちまうだろうからな。
それにしても・・・やっぱ軽ィ。腕も細ェーし・・・ちゃんと食ってんのか?
心配だ。
「――ッオイ!降ろせ!!何すんだ!?」
ハッと我に帰ると(センパイの体の柔らかさにちょっと魅入ってた←爆)、
肩の上でセンパイがさっきよりももっと必死になって暴れてる。
下着見えちまうからか?・・・それは許せねェーけどよ。
どっちにしろ、先輩がいくら暴れてもオレには痛くも痒くも無い。
このままセンパイと睨み合ってても時間の無駄だ。そう思ったオレは、
知らぬ顔でそのまま前へと進み始めた。
しかし・・・・・・・・・・・・・
「・・・ミヤ!?何してる気!!<`ヘ´>」
「・・・ロッくん!!」
イキナリ前方からでけェ声がした。朱牡丹センパイだ・・・・。
・・・と思ったと同時に、俺の肩の上から先輩は消えていた。
「オラのに゛触っちゃダメング。」
「・・・久芒・・・・・・」
「・・・・・チ」
久芒センパイまで・・・・・
「ロッくーん!!w」
「、大丈夫だった気?(・。・)?」
「おぅ!サンキューなv・・・ってか久芒離して・・・・」
「嫌ング。は良い匂いングーv」
「鼻炎のクセに匂いは判るんだ?」
「の匂いは特別ング!」
「白春!は俺の!離す気―!!(-“-)」
「・・・どっちのでも無いからさ、取り合えず離して。」
・・・なんかオレ忘れられてねェ?
オレが最初に捕まえたんだけどなー・・・・・。
「あ!ミヤちょっと来る気!(^o^)丿」
「・・・なんスか?」
朱牡丹センパイが何かを思い出したような顔をして、オレを呼んだ。
・・・手に何か持っている。
「今日はミヤ゛の゛誕生日ング」
「そう気!だから俺達わざわざミヤ探してたんだよ(^^)」
「え・・・・・覚えててくれたんスか?」
「俺達が覚えてたんじゃない気―。」
「覚えてたのは屑桐先輩ングよ」
「ぇ」
「・・・録、白春」
「「!!((@_@;))」」
「屑桐センパイ」
「屑桐センパイ!!」
屑桐センパイ・・・覚えててくれたんだ。めずらしい事もあるモンだな。
・・・じゃなくて!!
んだよ、センパイ。屑桐センパイが来た途端目の色変えやがって。
そう云えば、さっき朱牡丹センパイが来た時もちょっと嬉しそうにしてた・・・気ィする。
「、大丈夫だったか?」
「モチ!!」
おーおー。さっきよりずっとテンション上がってるし。
なんか楽しそうに会話始めるし。
「ってか、屑桐センパイホントに俺の誕生日覚えててくれたんスか?」
ムカついたから、話中断してやった。
センパイが睨んだ気ィするけど気にしねぇ。
「・・・・・まぁな。」
「へー。」
「・・・如何いう意味だ」
「や?別になんもねッスよ」
「・・・・今日御柳誕生日?」
「そッスよ!それを云おうと思って会いに行ったんス。」
「・・・へぇ。」
「ミーヤ!だから俺達プレゼント持ってきてやった気だよ!(^_^)v」
「マジッスか。」
「本当ングよ。ホラ゛、これ゛。オラと録と屑桐センパイからング。」
「3人まとめちゃった気だけど良かった気?(・・?)」
「勿論ッス。」
そう云って、朱牡丹センパイから渡された小さな箱の中には、オレがずっと欲しいと思っていた・・・
シルバーのブレスが入っていた。
「・・・・・コレ・・・・・・・・・」
「高かった気だよ!でも3人で分けたからまぁ出せる値段だった気^^」
「ミヤ゛ずっとソレ欲しいって云ってたング。」
「そうッスよ。」
「・・・気に入ったか?」
「勿論ッス!」
「「良かった(気!(^O^))(ング。)」」
やべぇ・・・コレ素直に嬉しいんスけど。
まさかこの3人から貰えるとは思ってなかったし。
・・・・・あと、1人。
「・・・・・・・・・・・」
「センパーイ」
「・・・・・・・・・・何」
「センパイはくれないんスか?誕生日プレゼント。」
「なんで僕が御柳に渡さないとならないんだ?」
「可愛い後輩の誕生日ッスよ?普通じゃないスか!」
「じゃあ可愛く無いからあげない。」
「なんスかそれ!」
可愛くないって・・・まぁ男が可愛いとか云われても嬉しくはねェけどよ。
でもセンパイに云われるんだったら嬉しいんだけどなー。
「から貰おう゛だなん゛て10万光年早いングよ」
「そう気!俺達は貰った事ある気だけどー♪(^_^)v」
「え。」
「・・・俺もあるが」
「屑桐センパイも!?」
「の場合屑桐センパイには当たり前気だよ(・。・)」
「そうングね。」
確かに屑桐センパイには判るけどさ。あと朱牡丹センパイも。
・・・・・でもまさかあんまり気に入って無い(と思われる)久芒センパイにまで渡してたとは。
「・・・さっきから余計な事をペラペラと話しやがって・・・・」
「センパーイ!オレだけじゃないスか貰ってないの!!」
「知るか!」
「ヒデェッスよそれー!センパイ達だけずりィじゃないッスか!」
「アンタは後輩。」
「後輩だからこそあげるモンっしょ!?」
「僕の中にはそんな理論は存在しませーん。」
「ヒデェ!!」
「そんなに物をねだるほど御柳は貧乏してねぇだろ!」
「そう云う事じゃないッスよー!!」
違ェよ。センパイからだから余計に欲しいんじゃねェか。
・・・なんでこう云う事は気付かないんだ?
てか、マジずりィよセンパイ達。オレだってほしいのに。
「ねー・・・セーンーパーイー・・・・・。」
「煩いな」
「下さいよー・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「センパーイ・・・・?」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「センパイからだから欲しいんスよー・・・?」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「ねーってばー・・・。」
「て云うかミヤ離れる気(-o-)」
「オラのに触るなング」
「御柳離れろ。」
オレがいくら問いかけてもセンパイはシカトするばかり。
抱き付いても何してもシカトシカト。
逆にセンパイ達から文句云われる始末。
「・・・ッあー煩い!!判ったよやりゃあー良いんだろやりゃあ!!」
「マージッスか!?やりィ!!」
「ミヤ計った気!?(―_―)!!」
「騙したング!」
「貰えりゃー良いんスよ貰えりゃー。」
「「「最悪(気(−−;))(ングね)(だな)・・・・・」」」
あーそんな卑屈っぽい言葉云われても全然気にしませーん。
結果良ければなんとやらって云うだろ。まさに今ソレなんスよ、センパイ方。
「でッ?何くれるんスか?w」
「・・・ホラ」
「ホラ・・・・ってコレ・・・・・?」
そう云って、センパイから渡されたのは、センパイが首に付けていた、ネックレスだった。
「え・・・コレ、ホントに貰っちゃって良いんスか?」
「ミヤずる気―!!(`□′)丿」
「が身につけてる゛モン貰う゛なんて・・・・」
「・・・良いよ、別に。それに御柳アクセとか好きなんじゃないの?シルバーブレス貰って嬉しそうだったじゃん、さっき。」
「そりゃあ好きッスけど・・・・」
オレ、知ってる。コレホントはすげェ大切なモンなんだ。
何でかは知らねェけど・・・・でも、前にセンパイがコレを大切そうに磨いてるトコ、何度も見かてけた。
その度に、「誰からのなんだろう」とか「そんなに大切なのか?」とか思ってた。
そう思う度に、ネックレスが羨ましかった。
・・・・馬鹿みてェとは思ってたけどよ。ネックレスが羨ましい、とか。
「何?いらねぇの?だったら返して」
「いや!!いるッス!いるッスよ!!」
「・・・そ。」
「うわー、オレ滅茶苦茶嬉しいッス!!」
「喜んで貰えたなら、良いけど。」
「喜ぶのは当たり前ッスよー!センパイ大好きッス!!」
「狽ヌさくさに紛れて何云ってる気!?(゜□゜)」
「オラだっての事大好きング!」
「俺だって大好き気―!!(>□<)」
「センパイは渡さねッスよ」
「「望む所(気!!)(ング!)」」
『キーンコーンカーンコーン..』
センパイ2人がそうハモった瞬間チャイムが鳴って、センパイ達は帰ろうとした。
でも、オレは如何してもセンパイに聞きたい事があって。
センパイを肩に担ぐと、「センパイお借り致しまーッス!!」なんて叫んで裏庭へと走った。
朱牡丹センパイと久芒センパイが何かぎゃあぎゃあ喚いてた・・・けど、急に静かになった。
・・・・・如何やら屑桐センパイに怒られたみてェだ。
珍しく大人しいセンパイを担いでしばらく走っていると、裏庭へと到着した。
壁際へと行き、静かに先輩を肩から降ろした。
「・・・何、こんなトコ連れてきて。」
「このネックレスってセンパイの大切なモンなんじゃないんスか?」
「・・・!」
単刀直入に聞くと、センパイの表情が変わった。
・・・・・・・・・やっぱ、コレ大切なモンなんだ。
「ダーメッスよ、そんな大切なモンオレなんかにあげちゃあ。」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「コレ、やっぱお返しします。大切なモンは大切にして下さいよ。」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「あ、だからと云ってプレゼントいらないってワケじゃないスからね?別のモン、期待してますからv」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・センパイ?」
さっきからオレだけが1人で喋ってる。
それに、何時もならこんなトコに、しかも授業が始まってる時に連れてこられたら意地でも帰るのに、今日は帰ろうとしない。
・・・・・・・・・・・なんで?
「コレ・・・・・・・・・なんか、あるんスか?意味が。」
「・・・・・そ、れは・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・?」
やっとセンパイの口が開いた。
「・・・・・・・・・・・・」
「センパイ?」
「・・・・・・・・・・・・・ッ」
『ガバッ』
「ぅお!?」
イキナリセンパイが立ち上がった。
・・・・・・ぁ?
「顔・・・赤い・・・・・ッスよ?」
「それは!!」
「はィ!」
「・・・・・・1ヶ月前から御柳の誕生日に渡そうと準備してたヤツで・・・・ッ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・は?」
「渡そうと思ったけど、諦めて自分で付けてたんだよ!!なのにお前がくれくれうっさいから・・・ッだからだ!!
別に其処まで大切なモンじゃないから!!」
「な・・・・ッ!?それって」
「あーうっさい口開くなぁ!!兎に角!!御柳はそれ貰っても良いの!!判ったか!?」
「や、判ったッスけど・・・・」
ソレ、如何いう意味ですか?
「じゃあな!!僕は授業に行くから!!サボんなよ!」
「ぇ・・・・・・・あ」
行っちまった。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 。
自分で自分の顔が赤くなっていくのが判った。
やべぇ、勘違いじゃねぇよな?センパイの演技じゃねぇよな?思いっきり素だったよな。
それって・・・・・
自惚れても 良いですか。
「マ・・・ジかよ・・・・・!?」
自分の気持ちを知られたくなくて。
必死で隠そうとしてる人。
プレゼントを1ヶ月も前から用意して。
渡す事を諦めて。
それでも、オレがくれと云ったら渡してくれた人。
何時もは冷静で、大人びた顔を、真っ赤にしながら渡してくれた人。
きっと・・・・
オレノ事ガ、すきナ ヒト。
これが、オレの好きな人。
終わった・・・!!;
*****後書きと書いて逝けと読む。
白「うわぁ・・・」
御「オレじゃねェ」
白「ぬぁ!!;」
御「何コレ?お前ヤル気あるワケ?」
白「イヤイヤイヤ!!ヤル気はありますともえぇ十分に!!」
御「また長ェし。」
白「エ・・・エヘ・・・・v;」
御「死ぬか?」
白「嫌です。」
御「しかもオレの誕生日過ぎすぎ。今日何月だと思ってんだよ」
白「11月でっす(キパッ)芭唐クン誕生日おめでとー!!!」
御「センパイに云われたかったなー・・・・。」
白「そう云えば云われてないね」
御「マジ殺すテメェ」
白「ごーめーんーなーさーいー!!」
御「もういい。センパイ、此処まで読んでくれてさんきゅッス。BBSに感想とかくれたらオレ嬉しいッスよv」
白「芭唐ンからの御願い☆」
御「お前ちょっとこっち来い!!」
白「いやー!!!!」
2003/11/9
プラウザバックプリーズ。
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