年下の男の子
「可愛い可愛いアイツは年下の男の子」
・・・・・可愛い?誰が?誰が可愛いって!?
年下の男の子
「お早う御座います、さん」
「とりあえず・・・おはよう。」
「おはよ、辰にメイ」
「センパイ―ッ!おはよう!!なに犬っころなんかと話してんですか!?」
「あ、おはよう猿野」
「馬鹿猿、ぶっころ」
「んだとぉコゲ犬が!!」
「―――ッvvおはようだZe!」
「おはようばい」
「あ、虎鉄と猪里おはよー」
「ってマリファナセンパイ!何抱き付いてんすか!?」
「その名前で呼ぶなっつってんだRo!」
朝っぱらから野球部のヤツ等に挨拶されて。
挨拶だけならまだしも、抱きついてくるヤツもいやがる。
「今日も可愛らしいですね」
・・・それ所か口説くヤツも・・・・。
って!んな事云ったら・・・!
「ッ辰!」
「?如何なさいましたか」
「あ、いや・・・・・・」
・・・・あ、良かった今日は居ないのかな・・・・・?
「せんぱーーーーーーいッッ!!!」
「・・・・・ッ!!」
き、た・・・・・・・・・・。
「お、はよう比乃・・・・・・」
「おはようございまーっすv」
『ガバッ』
「ぅわッ!!」
「センパイ今日も良い匂いだねーーvv」
「ぇ、あ」
ばっか!!んな事したらヤツが・・・!
『トン トン』
「・・・・!!」
ヤツとは、僕の恋人の事。
でもそれは比乃ではない。・・・だってホントに比乃だったら可愛いって云いきれるもんよ。(ぉ?
そう、僕の恋人は常時比乃と行動を共にして居る・・・・・
「・・・・・(おはよう、御座います。)」
この、司馬葵だ。
「・・・おはよう、・・・・・・司馬。」
肩を叩かれて、後ろを振り向くと其処にヤツはいた。
・・・・怒って、いらっしゃ・・・・る?
「あの、司馬・・・・・」
何時の間にか僕には比乃と虎鉄の2人が抱き付いて、なにやら云い争いをしていた。
僕の後ろ・・・と云うか、周りには僕を取り囲むようにして野球部男児共が争っている。
それは、別に何時もの事で。
僕はとっくに慣れた毎日のパターンだったから、別に気にしないで司馬に(無理矢理の)笑顔で声をかけた。
そしたら、いきなり腕をつかまれて。
「何事!?」なんて思った時にはもう、野球部男児達は遠い所にいた。
腕をつかんだのは間切れもなく、あの司馬だった。
後ろから腕をつかまれたからさっきのままの体制で引っ張られていて顔は見えないけれど、
僕には判った。
暫く引っ張られて、僕等は屋上に付いた。
そして、『ダンッ』と壁に押し付けられ、痛さのあまりに目を瞑った。
目を開けるのは怖かったけれど、反射条件で目を空けてしまった。
すると、目の前にはあの綺麗な司馬・・・葵の、顔があった。
「し・・・ば・・・・・・?」
「・・・・・・・・・あのな。」
「はいッ!」
表情は何時もと大差変わりは無い。ただ、声が低くなっているけど。
それは葵が怒っている証拠。
これは誰にも見分けられないだろう。多分、あの比乃にも判らないのでは?と僕は思う。
だって、きっと葵自身が判らないようにしているはずだから。
・・・・でも、僕には見えます。この・・・・・
どす黒い無茶苦茶怖いオーラが!!!
「ど、したんですかー・・・・」
「何時も何時もアイツ等にひっつくなって云ってるだろうが」
「・・・や!アレは僕の意思じゃないっしょ!?ただアイツ等がひっついてくるだけ・・・」
「じゃあなんで引き離そうとしないんだ」
「だって力では敵わないし・・・」
「それにオレの事は名前で呼べって云ったろ」
「皆の前でいきなり名前で呼んだらバレるじゃんか!」
「オレは別に構わない」
「な・・・・ッ」
何時ものクールで無口な『司馬君』とは全然違う。
淡々とした口調で話し、僕の言葉を追い詰めさせ、そして困らせる。
この時の葵の表情と云ったら!
ああ・・・怖いよ、怖いよママ!!(何
「・・・怒って・・・・」
「る。」
「ムカついて・・・」
「る。」
「・・・・・・・・・・・・・・なんで?」
「はぁ?」
ヒィ!!「はぁ?」って云われた!
ものっすご恐い顔で「はぁ?」って云われたぁ!!
ヤンキーかお前ヮ!!!(泣
「いや、だから何で怒ってるのかなー・・・て・・・・」
「お前真面目に云ってんの?」
「真面目です」(変なトコでキパリと云うサン
「・・・怒るよ?」
「怒ってんじゃん!」
「まぁな」
なんなのさー!!!
「ホントに判んねぇの?」
「だからさっきからそう云って・・・!;」
「・・・逆ギレ、ね・・・・・」
「あ、いやッ別に」
「じゃあ判るまでこれ外しといて」
「あ・・・ッ!?」
そう云って僕が外されたのは、髪の毛を結んでいたゴムだった。
「・・・?そんだけで良いの?」
「は?判んなかったらコレ以上にヤバイ事するつもりだけど?」
「な!」
「兎に角、判るまでコレは没収。んでオレにひっついてろ。」
「・・・は!?」
「判ったらしなくて良いんだっつの」
「ま、待ってじゃあ考えさせて!」
「センパーイッ!!」
「げ・・・・・・」
「タイムオーバー♪」
意味が判らない。
こんなゴムをはずした所で如何なるってんだ?
あ、屋上だから風が強くて髪の毛は邪魔になるな・・・。
いや・・・まさかそんだけじゃあないだろ・・・・・。
『じゃ、答えが判るまでオレから離れるなよ?』
『や、コレってなんの意味が・・・』
『・・・ひっついてりゃ、判る。』
『・・・・?・・・ぅん』
何時の間にかサングラスとMDを装着していた葵と耳元でぼそぼそと話していると、
比乃に続き先程の野球男児がぞくぞくと屋上に上がってきた。
それ所か、3年生まで居る。
ってか、この風にいちいちなびく髪ホントうざった・・・
「―・・・ってOh!?」
「んぁ?」
「・・・その髪如何したと・・・」
「ぅわッ無茶苦茶可愛いじゃないすか!」
「わ、ホントだ!センパイ可愛いー!」
「・・・・(とりあえず、可愛いな)」
「・・・・(ビューティフォーです)」
「・・・・(か、可愛いっすね・・・)」
「今日の君は一味違うんだね?(キラキラ)」
「真美しい也」
「・・・・(可愛いのだ)」
「がああ」←がああって何!?
「ぇ・・・・・」
それぞれが順番通りに似たり寄ったりな言葉を発していく。
ッハイハーイ。皆様おめめがおかしいんじゃないデスカー?(片言
可愛い?誰?僕?ハッ!!
お世辞にも程があるよキミタチ。
「・・・ッ?」
僕が呆けていると、なんだか横に居る葵の表情が変わった気がした。(グラサンなのに判るのか
・・・・ってぬぉあ!!先程より恐ろしいデスヨ・・・!?;;
『ちょ・・・葵?』
『・・・・・・』
「ぅぉあッ!?」
「「「「「「「「「「「!?」」」」」」」」」」」
「・・・ちょ・・・・!?」
僕の言葉を無視したかと思えば、今度はいきなり僕をお姫様抱っこで持ち上げた。
なんか良く判んないけど・・・さっきより怒ってるのは、確かです(滝汗
恐ろしいながらも抵抗しようとしたらぎゅっと抱きしめるような感覚で持ち直されて。
次の瞬間葵が口を開いた。
「センパイ方、はオレのモンですから。手ェ出さないで下さい。」
「「「「「「「「「「「・・・!?」」」」」」」」」」」
・・・・・・ッこわぁッ!!!!!
すっげぇ黒い。さっきのとは比べ物にならない位黒いオーラ。
ああ・・・皆怖いよ!!助け・・・・
「「「「「「「「「「「・・・ッ司馬が!喋ったぁぁーーー!!!」」」」」」」」」」」
「・・・・・・ッエー!?」
そっちかよ!!!
「すげぇ!おいスバガキ司馬って喋れたんだな!」
アンタ葵をなんだと思ってるんですか!?
「・・・確かにシバ君は喋るけど、あんなにハッキリ云うなんて・・・」
比乃も聞いた事無かったんだ・・・
「こりゃあベラボーにびびったZe!」
ベラボーにびびってる場合じゃないZe!!
そうだよ・・・誰か僕を助けろよ!!
・・・なんて、思っては見たものの皆様発する言葉は同じようなことばかり。
すっかり僕忘れられちゃってますねッ☆
・・・・・・・・・・・・まじかよ。
悲しみにくれながら(?)今度葵に連れてこられた場所は普段人が使う事の無い視聴覚室。
今度は静かに床に降ろされると、また葵の口が開いた。
「・・・・で?」
「ぇ」
「答え。判ったか?」
「あ・・・・・」
やべぇ、すっかり忘れてた。
・・・だってさっきの状況で考えろとか無理っしょ!!
「ご・・・め、ん」
「・・・・・・・・」
沈黙が流れる。
今度こそ、本気で怒らせたかな・・・。
「・・・っはー!!」
「・・・ッ!?」
いきなり葵が馬鹿でかい溜息をついた。
・・・と思えば、次の瞬間僕は葵の腕の中に居た。
「あ、おい・・・?」
「・・・・やっと、名前で呼んだな。」
「あ・・・・・」
「オレ、さ」
「うん?」
「がアイツ等に挨拶されたり、触られたりしてるの見るとすっごいムカつくんだよな。」
「うん」
「アイツ等なんかに名前で呼ばれて。・・・オレの事は名前で呼ばないクセに兎丸の事は名前で呼ぶし。」
「・・・うん」
「それでも笑顔で返してるお前見るとかなりムカつく。」
「うん・・・」
「さっきお前の髪見てアイツ等すっげぇお前に魅入ってただろ。」
「ぅん?」
「すっげ後悔した、さっきゴム取ったの。」
「ぅん・・・・・?」
「・・・なんでか、判るか?」
「・・・・・・・ぇ・・・・・と・・・・・・・・・・・」
それはもしかして・・・・・・・・・・
「嫉妬・・・・・?」
「・・・そうだよ。」
「う・・・そ・・・・・・・」
「ウソなんかじゃねぇ。だからオレは毎回毎回お前に注意してたんだよ。」
「・・・・・・・・・あー・・・・・・・・」
そう云われれば、辻褄は合いますね。
「もし、俺がお前と同じ事してたら如何思う?は嫌じゃない?」
「・・・・嫌、です・・・・・・・・・・・・・」
「だろ。それと同じ事、だ。」
「・・・・・・・・・・・・・」
こんなにも、僕の事を思っててくれたんだ。
「ごめんね・・・・・」
「・・・うん、もう良いよ。判ってくれたなら許す。」
「ぅん・・・・」
滅多に言葉にはしてくれないけれど、僕の事を愛してくれてる。
僕の行動に文句を付ける、それこそ束縛なのかもしれないけれど。
僕にはそれが嬉しかったりするんだ。
滅多に言葉にはしてくれないけれど、僕の事を愛してくれてる。
僕の行動に、周りの皆の行動に嫉妬して。
愛されてるな、ってホントに思うよ。
なんて、可愛いんだろう。
なんて、愛しいんだろう。
可愛い可愛いアイツは、年下の男の子。
可愛い可愛いアイツは、僕の大切な・・・
男の子。
―――おまけ
「これからは、アイツ等に名前で呼ばれるな。抱き付かれようとしたらすぐに除けろ。」
「うん」
「オレの事は名前で呼べ。」
「・・・うん」
「・・・呼んでみろよ」
「葵」
「なんだ?」
「な・・・!?」
「今呼んだじゃねぇか。なんだ?」
「ひっきょうな・・・!」
「だから、用件を云えよ」
「・・・・・・・・・・・・・・・だょ」
「ん?」
「・・・好きだよ!」
「・・・・・・・・・・・!」
「オレも、の事大好き。」
終われっつの。
*****後書きと書いて逝けと読む。
白「・・・くっさ」
馬「あ゛ぁ?」
白「ヒィ!!」
馬「ほんっと駄文だな・・・何でこんなダメ作品が書けるワケ?ある意味すげぇな。」
白「あ・・はは・・・・ッ!」
馬「てか、良くこんなダメ作品載せる気になったな。」
白「えぇ・・・まぁ・・・・・・」
馬「これオレがアンケートで3位になったから書いたヤツだろ?・・・折角3位なのに。なんか嬉しくねぇー」
白「・・・(容赦ねぇよ黒司馬・・・・!!(滝汗))」
馬「お前聞いてんの?」
白「きッ、聞いてますともさ!!;」
馬「・・・まぁお前が何考えようとオレは知ったこっちゃねぇけど。」
白「ソウデスネ(パキッ)」
馬「・・・、此処まで読んでくれてホントありがとな。BBSとかに感想くれたら嬉しいぜv」
白「宜しく御願いしまーす・・・」
馬「お前暗い。うざい。」
白「・・・!!(ヒィー!!)」
2003/11/22
プラウザバックプリーズ。
[★高収入が可能!WEBデザインのプロになってみない?!
自宅で仕事がしたい人必見!
]
[ CGIレンタルサービス | 100MBの無料HPスペース | 検索エンジン登録代行サービス ]
[ 初心者でも安心なレンタルサーバー。50MBで250円から。CGI・SSI・PHPが使えます。
]