待ってるから、ね。







「・・・兎丸!聞いたかよ!」
「?如何したのー?」
さんが・・・!」
「ぇ・・・・?」




ってるから、ね。




『バタン!!』と荒く教室ドアが開く音がした。
と同時に、そのドアを開けたであろう人物に自分の名前を呼ばれたから振り返って答えて見る。


さんって・・・ちゃん?ちゃんが如何か・・・・」
「・・・ッ今日!アメリカに行くんだって!!」


『ざわわッ』


「は・・・・?」


・・・ちゃん。最近結構仲が良くなって来た、僕の友達。
始業式の日に教室の窓際の席で1人で座っていた。
それから数日立っても1人で居たから、僕が声をかけたんだ。
それが仲良くなったきっかけだった。


「な・・なにそれ!僕何も聞いてないよ!?それに今日って・・・早過ぎない!?」
「皆に話したら絶対暗い空気になるから黙ってて欲しいって先生に云ったんだと・・・。」


そんなありがちな理由で黙って行ってしまうの?


「・・・なんでいきなりアメリカなんかに・・・ッ」
「親の仕事の都合上・・・仕方なかった、って。」
「飛行機だよねそれって!何時の!?」
「午前11時・・・ってまさか今から行くのか!?いくらお前の足だからってあと30分しかないんだぞ・・・って、兎丸!?おい!!」


気が付いたら僕は教室を飛び出ていた。


ちゃん。始業式の日から数日一人で学校生活を過ごしていた。
同じ中学の友達が居ないから、1人で座ってたんだって。
さみしくなかったの?って聞いたら、ちょっと無理してううん、大丈夫だったよ。って云ってた。



僕は僕の足を信じてる。だから、空港にもすぐつく。そう思ったから。
僕は、ひたすら走り続けた。


嘘、だよね。1人で寂しくないはず無いもん。
そんな嘘を付く所がちゃんらしいって思ってた。
強いからそんな嘘をついたんでしょ?ちゃんだからそんな嘘をついたんでしょ。

・・・・なのに、なんでそんならしくない嘘つくの?


「・・・ッちゃん!!」
「・・・比乃・・・!?」


ある程度走ったら、見覚えのある後姿を見つけた。
名前を呼んだら振り返ったのは、君。
流石は、僕の足。すぐ追いついたよ?ちゃんに。


「なんで・・・黙って行くの・・・・?」
「比乃・・・・・・・」
「なんで僕に黙って行くの・・・・ッ?」
「ごめんね・・・・・」
「・・・・・・・・・」


暫く沈黙が流れた。
2人とも口を開けようとはしない。


「比乃には、云おうと思ってたんだけど・・・・」
「云ってくれれば良いじゃん」
「でも、云えなかった。」
「なんで?」


おもわず口調が強くなってしまう。
何時もみたいに・・・話せない。


「比乃に、さよならはしたくなかった。」
「・・・・・・?」


ちょっと意味の判らない答えが帰ってきて、僕は少し戸惑ってしまった。
でも、今はそんな戸惑ってる暇はないんだ。


「如何いう、意味?」
「私ね、アメリカ行くけど、5年したらまた此処に戻ってくるんだ。」
「・・・!」
「5年経てばもう皆成人してて。それぞれの道に歩んでるでしょ?」
「うん」
「そしたら皆とはさよならだけど。皆の前で云ったら比乃にもさよならしたって事になっちゃう」
「うん・・・?」


「比乃は、5年待っててくれるかな、なんて夢見てたんだ。」

ちゃ・・・」
「待っててくれるならさよならじゃないでしょ?・・・でも、所詮はただの私の夢だから。
比乃が待っててくれる、なんて都合の良い事考えちゃ・・・!?」


僕はちゃんの言葉を無視して、ちゃんに抱きついた。


聞きたくなかった。
ちゃんの勘違いなんて、馬鹿馬鹿しくて聞けなかった。
「夢を見てた」?「ただの夢」?「都合の良い事」?
・・・何勘違いしてるのさ。


「それ、夢でもなんでもないよ。」
「え・・・・?」
「勘違いしないで。僕はちゃんが思ってる通り待ってるよ。」
「比乃・・・?」
「僕・・・僕、ずっと待ってるから!5年でも10年でも・・・ちゃんが帰って着てくれるの、待ってるから!!」
「比乃・・・!」




そう云って、僕達は約束の口付けを交わしたんだ。




「・・・・・そろそろ、行かなきゃ。」
「・・・・うん」
「ホントに、ホントに待っててね?」
「うん」
「私、比乃の言葉信じるから。」
「うん。」
「帰ってきたら、すぐに比乃の所に行くから。」
「うん。」
「・・・それじゃあ・・・・・・・」
「うん・・・・・・。」






君の事、何時までも待つよ。
僕の言葉、信じて?
君の事、何時までも待つよ。
僕のこの言葉、信じて。





「待ってるから、ね。何時までも・・・・・・・。」





























終われ。
















*****後書きと書いて逝けと読む。
「みじかッ。」
兎「アンタ・・・(ゆらーり」
白「ヒィ!!」
兎「何これ?蜜柑ちゃんにあげる物じゃないワケ?」
白「捧げるものですよそりゃあもぅ!!」
兎「こんなモノあげて良いとか思ってんの?」
白「書いちゃったモノはしかたなーいッ☆」
「死刑執行だよ」
白「まってー!!」
兎「・・・蜜柑ちゃん、こんなモノで良ければ貰ってやって。ごめんね。あと、BBSに感想とかくれたら僕嬉しいなv」
白「・・・(逃走用意)
「ギロチン!!!」
「のぁーーーー!!!!」



2003/11/21


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